北京の思い出@北京
初めて北京に来たのは、7年前だったかな。学部生の卒論授賞式の参加。授賞式自体はよかったけど、冬で、雨も降っていて、寒かった。寝台列車で片道24時間もかかって、帰りは突然肩こりになって、今に至った。その後、一回わざわざ修論の資料収集のために来ていた。砂嵐で空は見えなくて、お風呂はちゃんと入れなくて、料理が辛かったり、饅頭が固かったり、とにかくおいしくなかった。その後の後は、仕事で2週間の研修だった。また辛い魚料理が出て閉口した。
考えてみれば、私にとって、北京の魅力は、三つの「多い」かな。名所旧跡が多い。資料が多い。いい大学が多い。自主的に行きたいと思うのは、この三つのどれかだ。この三つが中国では優先的に集められいるから、しょうがなく行く感が多いね。都だし、中央集権みたいなもんだし、昔から諸々のリソースが独占されていても別におかしいとだれにも言われない。
北京なまりの中国語に合わせるのは、日本語に合わせるより、言語神経を使う。特にZhi,Chi,Shi,Riだな。東京と比べたら、空気も水もだめだけど、食材やフルーツ、豆乳などはより豊富な気がして(中国の大都市なら大抵これらを揃っているけど)、自炊できればまだなんとかなる。外食は平均的に今一。夜買った饅頭は相変わらずまずかった。あの有名な北京ダッグも、あの脂っこいしつこさは、せいぜい二枚。噂によると、北京ダッグは中国の大都市で、唯一進出できなかったのが、広州らしい。うん、せいぜい二枚だから、商売にならないね。
ということでどうも北京が好きになれない気持ちだけど、今日は好きなところを二点発見した。一つは、北京の人は基本的に爽快で、やりとりの効率が高い。二つ目は、一つ目とも関係があるかもしれないけど、広いところが多くて、視野が広い。上海も広州も東京もどちらかというと、ごちゃごちゃ系。環境は人を育てる。広いところを眺めれば眺めるほど、視野も心も広くなる気がする。小さなことにもくよくよしないし、気にしない。仕事ならそれなりの細かさが必要だけど、生活なら、ちょっとおおざっぱでもいいかと思った。変な思い込みや、自分を窮地まで追い込めるより、明るくて、前向きになるほうだと思う。
東京の都立図書館も国会図書館も環境や施設が優れているけど、北京の国家図書館の広いスペース、広い本棚、広い机も心のゆとりを作ってくれている。
