食と職の話

先日、早大に留学していた日本語学科出身の友達と1年半ぶり会った。就職、仕事、日本、北京のことをたくさん語り合った。友達は既に仕事を始め大人になった感じがするけど、逆に前は会社生活が大半を占めていた私は、一組織に縛られずにフリーになって、はしゃいでいた。

一週間ずっとゴホゴホと咳きをしていると話したら、「北京の空気が乾いているからでしょう。特に東京と比べて」と言われた。そうか。やっぱり。レストランは事前に決まっていないから、探すのにちょっと時間がかかった。店がずらりと並んでいるように見えるけど、辛い料理か、脂っこい料理か、ファーストフード系か、割高な高級レストランしかない。東北出身で北京の大学に通っていた友達は、「しょうがないね。北京の人は辛い料理か脂っこくて味が濃い料理が好きみたいだから」と。そうそうそう。この間持ち帰りの北京ダッグはおかゆか、スープにした。ダッグがあれば、オイルも味付けも要らなくてわりとおいしく食べれる。まあ、最後はやっとシーフード系の店が見つかって、辛子が要らないと強調して注文できた。幸い、家の近くに新鮮で安い八百屋さんがあって、ほしい食材はすぐ入手できるし、毎日これまでなかった強い願望で自炊したい。飲み物は瓶の棗ヨーグルト(枣酪zao3 lao4)にした。スーパーにも棗味のヨーグルトが普通に売ってある。相性はまあまあだけど、棗が体にいいから、冷蔵庫にたくさん仕入れた。ほかのところで飲んだことがないから、北京ならではのものかな。

食の話はいつも止まらないな。さて、次の話題に移す。友達は大手の日系PCメーカーの内定を断って、本部がNYにある金融コンサルティング会社に就職した。理由の一つは日本語、日中間よりもっと広い会社がいい。もう一つは、日系の人事兼コミュニケーションの仕事より、一つの分野の実務知識を最初から吸収したい。今の仕事内容は、日本の金融情報を英語でまとめることで満足だと。中国の日系企業といえば、最近飛び降り自殺する会社員が多くて話題になっていて、中国人が特に女性の昇進が見えなくて、相変わらず評判が悪い。日本語学科の学生は特別でしょうがないけど、普通の学生は日系企業に就いても、二流人材に思われるかもしれない。一流は欧米系、国営系、もしくは韓国系に行っているから。

ほかの同級生の進路を聞くと、三分の一海外留学へ(主に日本だけど)、三分の一修士課程へ、残りは就職した。日本での就職は考えていないのと聞いたら、「日本って、仕事どころか、留学経験がある友達は留学1年で十分と皆言っていた」と。「そうか。なんで?」「あの社会に合わせるのが疲れる。自殺率を見ればわかるでしょう」と。やっぱり。自分も最初の留学1年でそれぞれ違う楽しみがある四季を楽しんでもう終わったから、とても充実して楽しかったけど、長くいればいるほど、合わないか、慣れていない習慣に多くぶつかってきて、自分らしく過ごせなくて我慢するときは増えてくる。

ちょっと古いけど、この間見た日本企業における外国人の就労についてのアンケートを思い出した。日本で働いている外国人は日本企業への就職を勧めたくない理由のトップが「出世に限界あり」と「日本企業は外国人の異文化を受け入れない場合が多い」とのことらしい。日本企業は、たとえ外国人の人材を採用しても、その人材の強みを発揮し、育成していく意識もノウハウも風土も不足しているかと思う。前はなんらかのきっかけで直接聞いた話では、経済産業省の関係の方は、既に問題がわかっていて、色々動き出しているようだけど、日本の社会風土は、世界中の人材を引き付けて、留められるように変わっていくのを切実に期待している。

This entry was posted on 水曜日, 7月 21st, 2010 at 8:09 AM and is filed under Cross Culture. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.

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